彼女はひどい摂食障害だった。
摂食障害とは
食べることができない 拒食症状
食べても吐いてしまう 過食嘔吐 の症状が代表的です。
彼女は
最初は拒食状態。
169センチ 30キロを切ってしまって入院。
かれこれ9年前のことだそうです。
そして
退院後、今度は過食嘔吐。
過食をするときは
信じられないくらい食べまくります。
冷蔵庫にあるもの全て
口に入れていきます。
実は私もかつて過食嘔吐の症状で苦しんだ経験があります
だから
彼女の苦しみは痛いくらい分かります。
彼女は言いました・・・。
「私は、生肉であれ、そこにあるものは何でも口に入れないとすまないのです。
そしてその後に思いっきり指を突っ込んで吐きます。
吐けないとすごく焦るし、
自分の身体の中に食べ物が残っているのが許せない。」
そして
吐いた後、ひどい自己嫌悪で
再び落ち込みます。
そんな状態で
いろんなセラピーやカウンセリングを渡り歩いて来ました。
よくなってはまたひどくなり・・・の繰り返しでした
私が
そんな彼女と出会ったのは
今年になってから・・・。
一時期よくなったように見えました。
社会復帰が出来るまで行きました。
しかしまた
彼女は今
あることがきっかけで
再びひどい苦しみの渦に巻き込まれています。
彼女はもう死んでしまいたいと言いました。
こんなに苦しいくらいなら死んでしまいたい・・・と
泣きながらのメールを送ってきました。
私には
彼女に代わることはできない。
私には
彼女を待つことしかできない。
セラピストは
ある意味無力です。
私には
彼女を信じて待つこと、そして
どんな状態の彼女でも
受け入れて行くこと・・・。
家をでることが出来ない状態なので
今はメールでやり取りしています。
必ず今度のセラピーには
行くと約束をしてくれました。
あなたは
ひとりじゃない。
クライアントの叫び
2007年9月6日- « 親の自殺
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