ワンネスサポート ブログ

月別アーカイブ: 2015年3月

カウンセラーの心無い言葉…

2015年3月30日
世の中にはたくさんのカウンセラーがいる。 そして そのカウンセラーのスタイルで訪れたクライアントさんを支援していく。 こんな形がどんどん広がって 一人でも多くの苦しんでいるクライアントさんに笑顔が訪れたらいいと思う。 最近また あるカウンセリングルームから 私のところへ変わって来たクライアントさんが。 彼女は 「さっさと離婚してしまいなさい」 「そんなんだからいつまでもあなたはそんな風なんだ」 「あなたがそんな風になってしまったのは親のせいなんだから、 とっとと親と縁を切りなさい」 そんな風に言われて とても傷つき、苦しんでいた。 親との縁を切る…なんて 子どもの立場からしても 親の立場からしても 相当なことである。 親の立場でもある私は 子どもからそんな風に言われてしまったら かなりダメージを受けるだろう… かつて親子関係で相当苦しんだ経験があるけど 自分の親と縁をきるのは それはそれでかなりきついと思う。 カウンセラーの言ったことをやってこないと 「だからだめなんだ」 「あなたは統合失調症だからもう入院でもしないと」 別のクライアントさんはそんな風に言われて 友人の紹介で私のところにやってきた。 今回のクライアントさんも 友人の紹介でおみえになったクライアントさんも かなり傷ついている… これで6人目だ。 なぜこんな事が起こるのだろう… カウンセラーにもカウンセラーの考えがあってのことだと思う。 誰も あえてクライアントを傷つけようとして 言っていることではないと信じている。 おそらくクライアントさんの受け取り方や感じ方によっても ニュアンスの違いは起こるのだと思われる。 でもね 今回は カウンセラーである私が 身体が震えるくらい 憤りを感じてしまったのは事実である。 カウンセラーは万能ではない。 ましてや 神でもない。 先生でもないし、ジャッジし、支配する立場でもない どんなクライアントさんでも 今のその状態を受けとめて その意味を見出していくことが 私は大事だと思っている。 「できなかった」という事実から そこにどんな自分が在ったか… それから気づいていくことが 私は大事だと思っている。 常に 自身をチェックする機能を持つこと 常に 相手の様子を感じ、自分の言動が相手にどのように作用しているのか 感じ取ることは必要であると思う。 私があなたを治してあげる。 そんな気持ちを持った時点で カウンセラーとクライアントの関係が ゆがんでくるのかもしれない。

コントロール出来ると思っているから怒りが増していく…②

2015年3月5日
小学校6年生の子どもに対して 反抗する態度に ほとほと困っているお母様。 怒りは 身近なものに強くなる。 言わなくてもわかってくれる…はず 自分の言うとおりに動いてくれる…はず 特にそれが 自分の子どもの場合は 強くなる。 実は私自身もそう… はっと気づいて態度を変えるようにしているけど 無意識に 子どもをコントロールしようと思っている… 子どもは子どもなんだけど 一人の人間として 尊重する。 一人の人間として尊重する…って 実は簡単なことではないかも知れない。 だって まだまだ甘えてくるし かわいいし いろいろ 手をかけてやりたくなる その反面 大人と子どもの微妙な時期 そのクライアントさんは 子どもを一人の人間として また 人を好きになることは 人として成長する大切な要素であることを ご自分の初恋が 小学校3年生の時、 相手は6年生の先輩であったことを 思いだす…。 なーんだ、 私もそうだった。 小学生の頃 胸をときめかせて 「恋」をしていた。 そんなことに気づいたとき 彼女は娘さんへの対応が変化する。 思い通りにコントロールしようとするのではなく 娘さんのことを大切に そして 信用して 自立した関係を築いていくことを約束してくれた。 いつまでも彼女の中で生きていた「4歳の頃の娘」の幻想を 追っていたことに 気づいた。 怒りは身近なものほど強くなる。 わかってくれてあたりまえ。 言わなくてもわかってくれる。 思い取りになるはず… もしかして あなたの怒りの根源は… コントロールしたいのにしきれない怒りなのもしれません。

コントロール出来ると思っているから怒りが増していく…①

2015年3月3日
私はアンガーマネジメントのファシリテーターもしています。 かつて自分自身が 理不尽な怒りに押しつぶされそうになって なんとかしたいと思って学び始めたのがきっかけです。 そのおかげで 怒りと上手にお付き合いできるようになりました。 怒っている人は その人が言っていることがどれほど正当であったとしても 人は遠ざかっていきます。 その結果 残るのは 虚しさ…。 無念さ…。 そんな体験をしました。 アンガーマネジメントを提供していると 「怒り」についてのカウンセリングをご希望される方が増えています。 先日お見えになったクライアントさんの話。 一人っ子の大事な娘さん… 今、小学校6年生。(うちの娘と同じだ…) 最近 部屋にこもって出てこなくなっているとのこと あまり ママとお話をしたがらなくなっているとのこと あるとき黙って 携帯のメールを見てしまったら、 同級生の男の子とLOVE。 小学生なのに、 おつきあいとか… まだ早い!と 反抗期の時期もあってか 何かと反発をする 約束も守らない 最近はうそもつく おそらく お付き合いはまだ早い!と怒ったことがきっかけで よけいに反発するようになったとのこと 口もきかない日もある… 休みは黙ってプラッと出ていき 夕方帰ってくる… どうしたらいいでしょう…とのご相談。

気づかされる素敵なメール

改めて気持ちが引き締まることがあった。 研修の開催も 同じ内容が何年も、何度も続くと、 なんとなく「こなす」感が生まれてくることがある。 日々様々な研修、セミナーをこなしていると また 忙しかったりすると 特にそう感じてしまう。 今日はこの内容 明日はこれだった… 来週はこれ…。 てな感じで。 消化的に…こなす それはいいとは思っていない。 しかし昨晩届いたメール 「昨年から寺田さんのセミナーを受けたかったのですが なかなか機会が持てませんでした。 やっと明日、受講することができます。~中略~ 明日のセミナーは自分にとって人生に活かせるセミナーにしたいです。 楽しみにしています」 そうだ。 そうなんだ。 開催する側は「こなす」感が生まれてくるかもしれないけど 受ける側からすると 時間を調整し、時期を待って 受講する方もいらっしゃる。 こころが引き締まる。 そして 改めて明日のプログラムを吟味し、最高の内容にすべく 準備をしようという気持ちになった。 当たり前だと思っているけど 改めて 毎回毎回これが自分の提供できるサイコーの内容であることを 肝に銘じた出来事でした。 先週の週末はカウンセラー養成講座 一つ一つのセッションにサイコーのかかわりが出来るよう 気持ちを引き締めて臨みます。 そして受講後に再びメールをいただく 【抜粋】 こんばんは。今日は、寺田さんのセミナーを聴く事ができて良かったです。自分の目標設定をしっかりと書く事ができました。~中略~遅れて会場に入りましたが、集中した時間を過ごす事ができました。一歩ずつ、ゆっくりではありますが、自分が思い描く道を進んでいきます。ありがとうございました。 私に出来ることは ほんとにわずかだと思うけど ほんのわずかでも 目の前の人たちに勇気を伝えることができたら 講師として 本望だな…と思います。

アンガーマネジメントなど開講予定の 研修・講座