10分間の重み
2007年9月24日
土日とある研修に参加していた。
その研修ではファシリテーションをする。
10分間、クライアントが語る。
そして
それにカウンセラーが係わるトレーニングだ。
そして
その事件は日曜日に起きた…。
10分間で
今の気持ちや、困っている事など
なんでも構わない、クライアントとして語る。
その日は第一セッションから
壮絶な語りだった。
一瞬耳を疑う。
このまだまだ若いかわいらしい女性に
そんな壮絶な人生を抱えていたとは…
そして
その第一セッションに感化されて
第二セッション
第三セッションと
グループのメンバーが
自分の奥深い部分について
自己開示を始めた…。
そして
グループの誰もが
涙していた…。
グループの力のすごさを
改めて目の当たりにした体験だった。
そして
最終セッション…
彼は
今まで話す事をしてこない人だった。
言葉にならないというか
言語表現がとても苦手…
だけど、自分を見つめるという目的もあって
この講座に参加していた…。
その彼が
彼の背負ってきた人生を語った…。
一瞬、シーンとする。
再び私は耳を疑う…
しかし
それは彼にとって紛れも無い事実だった
そして
それは彼がこれから生きていく上で
逃れられない現実でもあった…。
1日中、言葉にならない
カウンセリングは
言葉ではないんだ…という
実体験が出来た日だった…。