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疑似の母の死

2008年2月4日
その人のお友達のお母様が亡くなった。 末期がんだった。 最期の最期まで人のことを思いやる
優しい、心のそこから暖かい笑顔の女性だった・・・。 その人は
自分の実のお母さんではないのに
涙がずっと止まらなかった・・・。 何をしていても
どこにいても
涙が止まらなかった・・・・。 なぜ涙が止まらないのか
本人にも分からなかった そして
あるとき分かったことがあった。 その人にとって
そのお友達のお母様は
理想の母親だったということ。 友達のお母様ではあるけれど
自分の心の中では、疑似の母だったということ。
疑似とはいえ
母を亡くしたら、その喪失感は
相当なものである。 そして
その人の
実のお母さんはまだ生きているけど
いつも顔が怒っていて
ネガティブなエネルギーを出しているお母さんだった。 とても対照的な二人の母の姿。 その人は
その亡くなったお母様に
自分の理想の母親を見ていたのだということに気づく・・・。 その瞬間
涙が止まった・・・。 人が
一瞬で変わる瞬間だった。 そして言った。
お友達のお母様の遺影は
ステキな笑顔で笑っている写真だった。 私のお母さん・・・あんな笑顔見せたことない・・・。
そして
お母さんの笑顔が見たい・・・。 もっと楽に生きてもらいたい・・・。

そんな自分の心の叫びに気づいた・・・。 彼女は
アダルトチルドレンである。
今現在、実の母親との関係は
決していいものではないという。 しかし
後悔する前に
出来ることがまだ残っているうちに
実の母の笑顔を見れるように
彼女は生きることを誓った・・・。
手遅れにならないうちに

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