私自身
アダルトチルドレンであった。
アダルトチルドレンとは
機能不全な親のもとで、成長しきれない
親離れしきれていない子供たちのこと・・・。
母親を拒絶し
憎み
反抗しながらも
心の奥ではものすごく求めていた。
仲がいいのか悪いのか・・・。
何かにつけてすぐ喧嘩になった
今でもそうである
お互い歳をとったので、昔ほど激しくはないけど・・・。
昔は
まるで母の人生という円の中に
私の人生の円が含まれていた・・・。
母に聴いてみる。
「お母さんは、私に対して過剰な愛情を持っていたよね、それが
軽くなって 子供は子供の人生だと分かったのはどんなことがあったから?」と。
その話になると
未だに母は 感情的になる。
「おまえに『死んで欲しい』とさえ願った事がある・・・」と。
一度
死んで欲しいと思うくらい、娘を憎んだそうだ。
さすがに死んで欲しいと思ったという言葉を聴いた時は(今日だけど)
ちょっとショック・・・。
それも、父親が 「あいつに死んで欲しい・・・」と言ったらしい・・・余計ショック・・・。
ま、それくらい壮絶だったのだ。
愛するが故の憎しみ・・・。
自分の大切な娘だからこそ
自分の思い通りに生きて欲しいと願い、
その通りにならずに反発を繰り返してきた娘に対して
『死んで欲しい』と思った母親の想い・・・。
冷静に考えると屈折していると思うけど
当の本人にはそうは思えるはずがない・・・。
最後に母が一言
「あんたは反発のエネルギーがものすごく強烈だったから
とことんやったけど、弟は弱かった・・・。
私との対決があったからこそ、エネルギーの弱い弟の時には
彼のしたいようにさせてあげようと思ったのだ・・・・」と。
深い雪道を最初に通る人は相当な苦労をする。
パイオニアはいつの時代も
決して楽ではないのだ・・・。
そして
そんなことが多かれ少なかれ
どこの家庭でも起きているのかもしれない・・・。
母の事
2008年10月8日- « 自分の中の「子殺し」
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