今日はある研修で
関東に来ています。
二日間の研修で、一日目が終了して今ホテルの部屋でブログを
綴っています。
研修講師は世の中にごまんといる中で
人前で話すこと
非常に恐怖を抱いていたこの私が
一番怖くて、苦手に思っていることを
実際に自分が職業とする
こうして研修を本業にする身になるとはいったい誰が想像したのでしょう・・・。
自分が一番驚いているのかも・・・。
それもこれも
私には15年以上のつきあいのある師が私のことを信じて
様々なこと(研修の内容の企画、提案、開催すべて)をさせてくれたおかげなのかもしれません。
今考えると、恐ろしいことなのだと思います。
だって
クレームついちゃったら、二度と研修の依頼が来なくなるかもってのが
研修の世界なのですから・・・。
信じてもらえ、そしてなんでもやらせてもらえた。
その結果
今の私が在ると思います。
今日
「自分の成長は、自分ではなかなか気づけないものですね・・・」ていう話をしていました。
「君もな・・・」
えっ、私???
そういえば
この内容の研修を始めたころ(研修にもいろんな内容があります)
怖くて怖くてできるかどうか心配でたまらなかった・・・。
今回の企業は
一人でやるのは二回目ですが
一回目は不安で怖くて、逃げ出したくなったものでした。
真冬の最中、寒くて、すぐ暗くなるし、初日が終わった後の夕食が
一人ぼっちで心細かったことを思い出しました。
(心理状態には環境は大いに関係するのです)
ホント
怖くてたまらないときは
逃げ出したくなるのです。
それでも
立ち向かってやってきた・・・。
一人で
日本中、依頼を受けて
行ってきました。
こら、あかんわ・・・と思った内容もありました。
しかし
師は一度たりとも私を責めたり、なじったりはしませんでした。
突き放しはしましたが・・・。
何度
突き放されて、依存させてくれないやり方に不満や怒りを抱いたか・・・。
もっと頼らせてくれたら、教えてくれたら
この苦しみは軽くなるのに・・・
どれほど思ったか・・・。
その時は・・・
信じること
見守ること
人は
その問題の最中にいるときは
見えないものです。
わからないものです。
その問題を超えたときに初めて
意味を知るのだと思います。
そして
その意味付けは
自分で変容可能であるのです・・・。
今では 自分でも信じられないほどの
活動をしています。
そして
まだまだこれからだということも
十分わかっています。
今日、何回も受講生に言いました。
「今、自分がやれていることを どれほど認めてあげられるか」
自分に対して 「よく頑張っているね」
と
言えるのか・・・。
自分自身に対して
「よく頑張っているね・・・」と言えることが
さらに頑張れるのだと。
頑張ってねでなくて
頑張っているね・・・。
そして
頑張っている自分自身の成長こそ
なかなか気づけないけど、すばらしいものであることを・・・。
ありがとうございます。
自分では気づかない自らの成長
2008年10月30日- « 前に進もうとしているのに
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