どうしても
離れられないと思っている人がいる
そのクライアントさんは訴えてきた。
その人は
先輩の女性。
その人は
まるで母親のようにそのクライアントさんに接している。
彼女は最初
居心地が良かった。
自分は期待されている。
自分は慕われている。
自分は可愛がられている。
ちょっと嬉しかったのだという。
だって
彼女はずっと孤独だったから・・・。
やっと
頼りになれる同性の先輩に出会えた・・・
尊敬し、その人の能力に惚れて
そして
真剣についていこうと思っていたから・・・。
でも
だんだんとうまく行かなくなっていく・・・
押さえつけられているような気持ち
自分のしたいことが見えてきたときに
「まだ早い」「まだ無理だ」と
先輩から言われてずっと我慢してきたのだという。
怒鳴られ
なじられ
罵声を浴びせられ
大の大人に
なぜそこまでいえるのだろう・・・と
第三者は思う。
当の本人は
まるで
震える子猫のようにうずくまるだけ・・・
何度もそんな関係性が起きていた
よく耐えたものだと思った。
だって
客観的に聞いて見るとそれは
いじめでしょう・・・
いやがらせ?
単なる、その先輩の使いパシリ・・・??
でも
ずっと分からなかった
見えていなかった・・・・
だって
共依存の関係だから
その先輩も
彼女も・・・。
まるで
母親と娘の関係。
過度の介入・・・
怖くて怖くて
離れられなかった・・・
ずっと悩んできた・・・
その彼女が
勇気を持って
先輩と決別できた。
今
彼女は
1人立ち向かっている・・・。
相当な風当たりの強さに
1人立ち向かっている・・・
1人じっと
立ち向かった後には
輝かしい自分自身が
必ず待ち受けていると私は思う。
恐れを持ちながら
勇気をもって
進んで欲しい・・・。
心から
応援する。
共依存
2008年12月3日- « 今年もいろいろありました
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