月別アーカイブ: 2014年10月
10年後、20年後を見据えて…
2014年10月30日
今日、企業の風土改革に行った時に出た話題。
私は月に数回、関西、関東の企業さんに訪問をして、
カウンセリング、研修、風土改革コンサルティングなどをしている。
今日は関西の企業さん。
本社の東京から会長も同席のもと
工場長、講師で他愛のない話をしている中で…
会長さんのお話。
今はライバルはS社となった。
S社は、自由な風土で、保守的な我が社と違って
10年後を見据えて動いている。動いてきた。
昔から斬新な方法だった。
それがだんだんと花開く。
現在の幹部は10年後には
ほとんど引退しているはず。
だからこそ先を見据えての動きをすることが必要なのだ。
現幹部が自分のことだけをみるのではなく
2,3年後という短期ビジョンだけではなく…
S社は 洋酒の部分では我が社より劣るが、
それは時間の問題である・・と会長は嘆く。
プロモーションのうまさ。
企画広報のセンスの良さ。
新鮮な感覚
それはまさに
自由な企業風土
上司も部下もなんでも言い合える組織が出来上がっているからこそ
切磋琢磨し、破壊と創造が繰り返されている。
自由な企業風土にするには
相当な勇気がいるだろうと思われる。
部下の意見、中には批判めいた内容もあるなかで
どう真摯に向き合うか。
それは
自分自身に向き合うことと同じ意味かもしれない。
未だにトップダウンの企業は
山ほど。
カウンセリングに関わっている組織でも
トップの言うことは聞かないといけないと思っている意識が充満している。
それって
裸の王様になっていないか?!
今の自分の動きを、言動を俯瞰して見たときに
適切だと思えるか?!
きちんと対話できているか?!
今の自分の動きは、言動は、
10年後、20年後を見据えての動きなのか?
7ヶ月間の講座が終了。
2014年10月28日
4月から始まった養成講座の終了日を迎える。
火曜日コースの受講者の方々は、会社から参加している方、主婦の方、学生の方、自営業の方など様々である。21歳~64歳の方まで幅広い。
そんな中でも今回の受講者の傾向として
30代後半から40代までの女性の方々がパワフルだった。
今日の担当したグループの40代女性の話。
「自分は養成講座に参加するまで何も問題がないと思っていた。でも、
養成講座の中で、まだまだ気づいていない自分の問題や課題に気づいていった。
そのプロセスは決して楽ではなかったけど、たくさんの気づきと学びを得ることができた…」と。
他の30代の方は
「特に中期がしんどかった。会場の前まで来て帰ろうかと思ったこともあった。
自分に向き合うって、けっこうきつい。ほんとしんどかった…
でも今はそんな風に頑張った自分によくやったね。と言ってあげたい」
私が4月の最初にモデリングでクライアントを
やったことを今でも覚えている方もいらっしゃり、
「あの時の寺田さんの涙は、決して忘れません。カウンセリングってすごい、カウンセリングを真剣に学びたいって心から思いました」って。
涙を流してまでモデリングをしたこと、すっかり忘れていた。
自分に向き合い
自己開示をすること、
これは勇気でもあり、怖くもある。
私は受講者に伝えているコトバがある。
話す人には勇気
聴く人には覚悟。
勇気と覚悟。
こんなこと話したらなんて思われるだろう。
嫌われたらどうしよう…
そんな思いで人は語る。自分のことを語るには相当の勇気が必要だ。
と同時に
そんな思いで語る人のお話をしっかりと受けとめる、
自分には経験のないことでも、聴かせていただく姿勢と
どんな話でも受けとめる覚悟。
勇気と覚悟の話は
何度もしたね。
涙あり、
涙あり、
涙あり…の養成講座。
そんな中で、7ヶ月間、頑張ったみなさんに拍手。
心から満たされる気持ちになれた素晴らしい一日でした。
また初心に還って
学び始めよう
目の前の人に最善を尽くすために
学び続けよう。
受講者との再会
2014年10月9日
企業のメンタルヘルスコンサルティングでお邪魔した企業さん。
非常に洗練されたオフィスで、新鮮!
真っ赤な壁がおしゃれだった。
採用するにも、会社の所在地、
オフィスの雰囲気、環境など
有能な人財を確保するには、洗練された、また便のよい立地のオフィスが
必要なのであると。
そこで…
あれ?どこかで…(*´▽`*)
そう!
昨年、私のセミナーに参加してくれた受講者の方が働いていた!
昨年は求職中で、どうしようか・・・って不安で迷っていた彼が
こんなに素敵なオフィスで、頑張って働いている!!
人事担当者に聴くと…
障がい者枠で採用されたのだと。
私のセミナーを受けたと話していたと。
面白かった…とヽ(´▽`)/
彼は優秀ではあるが
ある種の障がいをお持ちで、
今後どう生きていけばいいのか
悩んでいた。
障がい者枠…
言葉にするのは簡単かもしれないけど
それを決意するのは、相当なものだったに違いない。
その勇気をもって
一歩踏み出し
そして今
就職して新しい一歩を踏み出している。
私にとっても
大きな勇気づけになった一日だった。
明るく元気そうに働いていた笑顔の彼が
眩しかった。