子どもとの関わり(アンガーマネジメントキッズインストラクター講座)
2015年8月2日
先週キッズインストラクター講座講座にご参加いただいた受講者さん。
お子さんとの関係に非常に頭を抱えていらっしゃいました。
反抗期の真っ只中の中学生に
互いに怒りがどんどんエスカレートし、
パワーで押さえつけようと…。お互いがもう、顔も見たくない状態!
そんな方が実際にアンガーマネジメントのスキルを用いて
お子さまとの関係についてのその後についてメールをいただきましたので
ご紹介させていただきます。
以下、メール抜粋
元気な娘が、水曜日にキャンプから戻りました。
娘は、自宅に着くなり、何でもないことでイライラとし、怒り、
物を投げたり、踏んだり、蹴ったり を始めました。
いつもの私は、そんな娘の態度が許せなくて、
「楽しく遊んで帰ってきて、家に戻った途端、怒り狂って暴れるんだったら、
もうどこにも遊びに行くな!」
というようなことを言いかえして、火に油を注ぐような対応をしていました。
この日は、まず、「怒りたくなっても、他の人を傷つけない。物を壊さない。」
ということを伝えてみました。
これを言うことで、既に6秒経っています。
私自身の激しい怒りは、少し弱まり、「よし、この調子で、冷静に話していこう。」
と、思うことができました。
最終的には、娘の怒りの原因は、
「キャンプがとても楽しくて、友達と別れたことが寂しかった。」
「楽しい時間が終わってしまい、悲しくなった。」
ということが分かりました。
娘もこのことをやっと自分の言葉にできたとき、突然ポロポロと涙を流し始めました。
今までも楽しい時間の後に限って、帰宅後にイライラしていたり、
私には訳の分からない怒りをぶつけてきたりしていたのですが、
ようやく理由がわかりました。
毎日、娘はイラッとすると、「物を投げる、踏む、蹴る。」
という行動をします。
そのたびに、「物を壊さない。人を傷つけない」のルールを伝えています。
今日、またイラッとした時に、物にあたっていたので、
「ルールは何だったっけ?」と言ってみましたら、
「あっ、そうだった。やっちゃった。ごめんなさい」
と素直に謝りました。こんなことは滅多にないことです。
私も「自分で気づいたんだね。すごいんじゃないの。」と声をかけたら、照れていました。
少しずつでも変化がみられ、とてもうれしくなりました。
これからも、気長に続けていこうと思います。
以上
私自身、理不尽な怒りに押しつぶされて身体を壊した経験があります。
また子育ての中でも 娘に怒りをぶつけ、ひどく後悔、自分を責めた経験も
山ほどありました。
この方のメールのように、
本来はもっとも認め合って欲しい親子が
誤解や傷つけ合いをやめて関係を修復し、
よりよい関係を築いていかれること、心から嬉しく思います。
8月も入門講座開催しています。
ご興味ある方はどうぞお待ちしています(^^♪