アダルトチルドレン・・・
この言葉、今でこそずいぶんとメジャーになってきたかと思うけど
ちょっと前まではあまり知られていなかった。
機能不全の親の下で育てられた大人になりきれていない大人たち。
何のことか・・・?
いくつになっても
大人になっても
親(特に母親)に翻弄され、支配されている。
親の一言一言に
傷つき
恨み
悲しく思い
寂しさを感じる
どこまで行っても
愛されたいのだ。
どこまで行っても
愛してほしいと思う気持ちは満たされない枯渇感・・・
幼児期体験から
影響しているのである。
だから
再決断療法をするのである。
いくつになっても
幼児期の決断をずっと繰り返してしまうから
「存在するな」
「重要であるな」
「成長するな」
「おまえはおまえであるな」
「成功するな」
「属するな」
上記のようなメッセージは 幼いころに親から植えつけられる。
「成長するな」のクライアントは
無力のままでいよう
男らしくならずにいよう
自分の頭で考えずにいよう
「成功するな」のクライアントは
自分はいつも失敗するだろう
うまくできるはずがない
このようなメッセージを植えつけられた人々は
拮抗状態で変わりたくても変われない。
本当に苦しいのである。
だから
幼児期決断と決別し
新たに生きなおすために
再決断をするのである。
62歳になっても、それは必要なのである。
その人は
いずれ訪れる最期の瞬間を
満たされた感情で迎えるために・・・。