出会った瞬間に
彼女が言った言葉
「何をやってもだめだった・・・」
「私の人生、今まで何一つ 良いことなかった・・・」
「ずっとずっと人のせいにして生きていた・・・」
彼女は
もうすぐ50歳。
半世紀の間、ずっとそんな風に生きてきたのだろうか
そして
自分に自信がないから
なにも選んでこれなかった・・・。
そして
今のこの私の生き方は
私が自分で創りあげてきたものだ・・・・
だから
何とかしたい!
今からでも
自分の人生を生きたい!
と
強い意志をもっての来室だった。
過酷な親子関係
ことごとく
母親から否定され続けてきた。
食器を洗っても、洗い方が気に入らないからもう一度洗い直す。
夕食を作っても、
そんなの食べられないから、お惣菜を買ってくるか、別のものを作り始める。
何か言うと必ず 「そんなものはだめだ!」と
内容を聞く前から否定される
答えはいつも決まっていた。
いつしか
自分自身を見失い
生きる気力を失い
母の人生を生きることになってしまった
そんな彼女が
自分自身のために生きようとし始める。
相当な勇気が要っただろう
相当な覚悟もあっただろう・・・・
人が変化をするのに
遅いということはないのだ。
気づいたその瞬間が
その人にとってベストなタイミングなのだ・・・。
そんな彼女の
お手伝いをすることができる私は
心から嬉しく思う。
セッションの後
私の方が
勇気を頂いた。
ありがとうございました。